心因性EDとは?
性的機能障害の一つである心因性ED(心因性勃起不全)は、心理的要因によって引き起こされます。
この状態は、体の健康状態が正常であるにもかかわらず、勃起不全が発生することを特徴とします。
心因性EDは、身体的な機能が原因ではなく、ストレス、不安、関係の問題、過度の緊張などの心理的要因によって引き起こされるものです。
ですので、10代から30代の若い男性によく見られます。
ここでは、心因性EDの原因とそれに対する付き合い方、そして効果的な治療方法について詳しく見ていきます。
心因性EDの原因
- ストレスと不安: 仕事、経済的な問題、家庭内のトラブルなどのストレス要因や、性的な不安が心因性EDの原因となることがあります。
- 関係の問題: パートナーとのコミュニケーション不足、対立、信頼の欠如などの関係上の問題は、性的機能に影響を与えることがあります。
- 心理的なトラウマ: 過去の性的虐待やトラウマ、または精神的な問題(うつ病、不安障害など)は、心因性EDの原因となることがあります。
- パフォーマンス不安: 性的なパフォーマンスへの不安や自己意識過剰は、勃起不全を引き起こす可能性があります。過去の性交時の失敗などが原因になっていたりすることが考えられます。
- ライフスタイル要因: 喫煙、過度の飲酒、運動不足、不健康な食生活などのライフスタイル要因も心因性EDの原因となる可能性があります。
心因性EDと交感神経
心因性EDと交感神経には密接な関係があります。心因性EDは、身体的な要因ではなく、心理的な要因によって引き起こされる性的機能障害です。この状態が発生すると、交感神経が活性化されることが知られています。
交感神経は、身体のストレス反応や戦闘または逃走反応に関与する自律神経の一部です。ストレスや不安といった心理的な要因が心因性EDを引き起こすと、交感神経が活性化され、身体の反応が変化します。
具体的には、交感神経の活性化により、副交感神経(リラックス状態を促進する自律神経の一部)とのバランスが崩れます。
これにより、血圧が上昇し、心拍数が増加します。
また、交感神経の活性化は、陰茎の平滑筋を収縮させ、血管を収縮させる作用があります。
その結果、陰茎への血液流入が減少し、勃起不全が引き起こされるのです。
心因性EDに対する治療においては、交感神経の活性を抑制して、副交感神経を働かせることが重要です。
勃起はリラックスの神経である副交感神経によって支配されています。
なので、リラックスできないと十分な勃起状態を保てません。(焦れば焦るほどうまくいきません)
ストレス管理技術やリラクゼーション法を用いて、交感神経の活性化を抑制し、副交感神経を促進することで、心因性EDの症状を緩和することができます。
また、心理療法やカップルセラピーを通じて、心理的な要因に対処し、交感神経の活性化を軽減することも有効です。
総括すると、心因性EDと交感神経は密接に関連しており、心理的なストレスや焦り、不安が交感神経の活性化を引き起こし、勃起不全を誘発します。
そのため、心因性EDの治療においては、交感神経の活性化を抑制し、心理的な要因に対処することが重要です。
心因性EDとの向き合い方
1. オープンなコミュニケーション: パートナーとのオープンなコミュニケーションは重要です。心因性EDの問題を共有し、お互い理解し合うことが大切です。出来るだけストレスや不安を軽減してリラックスした状態でセックスを楽しむ意識を心がけましょう。
2. ストレス管理: ストレス管理技術(瞑想、深呼吸、リラクゼーション法など)を学び、日常生活で実践することで、心因性EDが引き起こす緊張や不安を軽減することができます。
3. 健康的なライフスタイル: 健康的な食生活、適度な運動、禁煙、適量のアルコール摂取など、健康的なライフスタイルを維持することが重要です。それによって心身が充実し、自信が生まれ心因性EDが改善することがあります。
4. カウンセリング: 個人セラピーまたはカップルセラピーを受けて、カウンセラーから心因性EDの原因や解決策についてアドバイスを聞くことで、不安が和らぎ改善することがあります。
5. 性への理解: 性に関する知識を深めることで、性的な不安やパフォーマンス不安を軽減し、セックスをより楽しむことができます。
心因性EDは年齢に関係なく多くの男性が悩む問題であり、それに対処するためには、個々の状況に合わせた総合的なアプローチが必要です。自己助力の方法や専門家の助言を受けながら、心因性EDに対処し、楽しい性生活を取り戻すことが重要です。
ED治療薬による改善
心因性EDの治療方法には、ED治療薬の服用も一つの選択肢として考えられます。
特に、PDE5阻害剤と呼ばれる薬物は、勃起不全の治療に広く使用されています。
以下に、主なPDE5阻害剤とその使用方法について説明します。
- バイアグラ: バイアグラは、最初に市場に登場したPDE5阻害剤であり、広く使われています。通常、性交渉の約30〜60分前に、1日1回、50〜100mgの用量で服用されます。効果は服用後30分から1時間で現れ、最大効果は服用後3〜6時間継続します。
- レビトラ: レビトラは、バイアグラと同様の効果を持つPDE5阻害剤です。通常、性交渉の約25〜60分前に、1日1回、10mgの用量で服用されます。効果は服用後約30分から1時間で現れ、最大効果は服用後5〜8時間継続します。
- シアリス: シアリスは、より長い効果があるPDE5阻害剤です。通常、性交渉の約2時間前に、1日1回、10〜20mgの用量で服用されます。効果は服用後約1~2時間で現れ、最大効果は服用後36時間継続します。
これらの薬物は、性的刺激がある場合にのみ効果を発揮します。また、食事の摂取やアルコールの摂取といった要因が、吸収や効果に影響を与えることがあります。
必ず医師の指示に従い、正しい用量と服用方法を守ることが重要です。
心因性EDの治療においては、PDE5阻害剤を単独で使用する場合もありますが、心理療法やカップルセラピーと併用することで効果が向上する場合もあります。
医師との相談のもと、最適な治療計画を立てることが重要です。
ここまで見てきたように、心因性EDは心理的要因によって引き起こされます。
ED治療薬の存在が精神的不安を和らげることができるのであれば、活用することをおすすめいたします。
ED治療薬の効果や安全性を最大限に引き出すためには、専門医との相談が不可欠です。
自己判断や他の薬物との併用は避け、正確な情報と適切な指導のもとでED治療薬を使用しましょう。
ユナイテッドクリニック岡山院では、バイアグラやレビトラ、シアリスといったED治療薬を専門医の診察の元、処方しております。
岡山駅のすぐ近くです。ぜひお立ち寄りください。
来院されるのが難しい方はオンライン診療も行っていますのでご相談ください。
AGA・ED治療ならユナイテッドクリニック岡山院へ
ユナイテッドクリニックHP
https://www.united-okayama.com/
ユナイテッドクリニック岡山院は、JR岡山駅からのアクセスも良好です。
岡山院アクセスマップ
https://www.united-okayama.com/access/
※外来の際は診察時間の予約は不要です。ご都合のよろしい時間にご来院ください。
また当院はオンラインでの診療もおこなっております。
24時間予約を受け付けておりますので、こちらもぜひご利用ください!!
https://united-clinic.com/online/thanks
岡山ユナイテッドクリニックでは、医師による適切な診療をさせて頂き、治療薬を処方させていただきます。おひとりで悩まず、ぜひ当院に一度ご相談ください。