プリリジー
- 挿入から射精までの時間が4倍に延長
- パートナーの満足度が2倍
- 副作用が少ない
- ジェネリック医薬品がある
- 早漏は薬で治る時代です。

岡山ユナイテッドクリニックではプリリジーを処方しています。
プリリジーは世界初の医療用の早漏治療薬で、現在43カ国で認可されています。製造販売はジョンソンエンドジョンソンの製造販売部門であるヤンセン・シラグ社から発売されています。欧州を中心にアジアでも認可され、すでに数百万人の使用実績があり、その有効性、安全性は立証されています。
早漏は、射精を調整する重要なホルモンのセロトニン不足が原因のひとつです。脳内の伝達物質であるセロトニンには快感を増幅する作用を持つドーパミンや緊張、ストレスに反応するノルアドレナリンの働きを抑制し興奮や不安といった気持ちのバランスをとる作用があると言われています。
プリリジーの有効成分ダポキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に分類される経口早漏治療薬で、神経終末から再取り込みされることを阻害することで脳内のセロトニンの濃度を高め作用いたします。
ダポキセチンとは
ダポキセチン(Dapoxetine)は早漏治療薬の「プリリジー」の主成分で、SSRIに分類されています。SSRIはうつ症状やうつ病、気分障害などの改善に使用される抗うつ剤です。ダポキセチンはSSRIで内服治療している患者の中で射精時間の延長、遅漏を訴えることが多かったため早漏改善効果があるとわかり、早漏予防の薬として開発されました。
ダポキセチンは服用後1時間で最高血中濃度に達し、速やかに排泄されます(半減期1.2時間)。服用後、5時間程度効果を発揮します。ダポキセチンは副作用が少ないことが知られており安全性が高いことが知られております。
プリリジーの効果(4倍の延長効果・満足度の改善)
膣内挿入から射精までの時間を約3~4倍程度遅らせることが証明されています。また本人はもちろん、パートナー(女性)の満足度も改善させる効果があります。
アメリカの12週にわたって継続しておこなわれた臨床試験では性交の際に、膣内挿入から射精までの時間を、ダポキセチン30mgを内服したグループで平均2分47秒、60mgを内服したグループで平均3分17秒射精を遅らせることができたと報告されており、用量が大きいほど膣内挿入から射精までの時間を遅らせる効果が認められています。
また、2,600人以上を対象とした臨床試験では、ダポキセチンが射精のコントロールに有効であった人の割合が30mgで52%、60mgで58%、パートナーの満足度が2倍以上(60mg服用時)という結果も報告されており、射精のコントロールがしやすくなること、パートナーの満足度が増し、パートナーとの関係が良化することが示されました
服用方法
性行為の1時間前に内服してください。
1日90mgまで服用できます。
プリリジーの効果発現・持続時間
1~3時間で効果が現れ、効果が2時間~5時間ほど持続します。
ED(勃起不全薬)薬との併用
バイアグラ、レビトラ等のED(勃起不全)薬と併用は可能です。バイアグラ100mg錠と併用することが多く、海外ではバイアグラ100mgとプリリジー60mgの合剤(バイアグラとプリリジーが1錠になっているもの)が販売されています。
副作用
SSRIは比較的安全な薬として知られていますが下記のような副作用が知られています。 頭痛・めまい・下痢・嘔吐・睡眠障害・倦怠感・かすみ目・のどの痛み・口渇・蕁麻疹など。その他、起立性低血圧を引き起こすことがあります。起立性低血圧とは、長時間同じ姿勢で座っていたり寝ていた状態から急に立ち上がったりすると立ちくらみが起こる現象です。
以下の方はプリリジーの内服はできません
- 20歳未満、65歳以上の男性
- 心不全や不整脈、冠動脈硬化疾患など心疾患の方
- 中等度~高度の肝障害の方
- 高度腎障害の方
- てんかんの方
- 緑内障の方
- 出血性疾患や凝固異常の既往歴の方
- うつ病、躁病、双極性障害、統合失調症の方
- 抗HIV薬や抗真菌薬を服用している方